2008年07月09日

化学[反応中間体]

化学事典反応中間体


反応速度(はんのうそくど、reaction velocity)とは化学反応の反応物あるいは生成物に関する各成分量の時間変化率を表す数値で、通常、反応速度を表現する式は濃度のべき関数として表現される。



反応速度の一般式

倍数比例の法則が示すように、化学反応に関与する各成分の変化量の間には一定の比が成り立つ従属変数であるので、特定の成分量ではなく次のような反応進行度\rm \xiを定義し、その時間微分で化学反応全体の進行速度を表す。一般化反応式
:\rm \nu_{A}A+\nu_{B}B+\cdots\longrightarrow\nu_{X}X + \nu_{Y}Y+\cdots
で各成分の時刻tにおける物質量をN<成分><時刻>で表すと、反応進行度\xiは次の式で各成分の物質量の時間変化で示すことができる。
:\rm \xi=\frac{1}{\nu_{A}}\left|N_{At}-N_{A0}\right|=\frac{1}{\nu_{B}}\left|N_{Bt}-N_{B0}\right|=\cdots
したがって反応速度\rm vは、反応進行度あるいは各成分の物質量の時間変化で次のように定義される。
:\rm v=\frac{d\xi}{dt}=\frac{1}{\nu_{n}}\frac{\left|N_{nt}-N_{n0}\right| }{t-0}=-\frac{1}{\nu_{A}}\frac{N_{At}-N_{A0}}{t}=\cdots=\frac{N_{A}}{\nu_{X}}\frac{N_{Xt}-N_{A0}}{t}=\cdots物質量\rm N_{A}と容積\rm Vおよびモル濃度\rm C_{A}との関係は \rm C_{A}=\left[A\right]=\frac{N_{A}}{V}の式で表される。したがって化学反応が時間変化しない一定の容積内で進行すると仮定すると前述の反応速度\rm vは物質のモル濃度変化であらわすことができる。
:v=\frac{d\xi}{dt}=-\frac{1}{\nu_{A}}\cdot\frac{d}{dt}C_{A}=-\frac{1}{\nu_{B}}\cdot\frac{d}{dt}C_{B}=\cdots=\frac{1}{\nu_{X}}\cdot\frac{d}{dt}C_{X}=\frac{1}{\nu_{Y}}\cdot\frac{d}{dt}C_{Y}=\cdots
ところで一般に反応系が平衡から大きく外れている場合反応速度は濃度のべき関数として近似可能なので反応速度を反応物濃度を使って次の式で表現する。
:\rm v=\frac{d\xi}{dt}=-\frac{1}{\nu_{A}}\frac{d\left[A\right]}{dt}=k\left[A\right]^{p}\left[B\right]^{q}\left[C\right]^{r}\cdots
:\rm n=p+q+r+\cdots一般に反応速度を表すべき関数のべき乗係数の総和\rm nを全反応次数(はんのうじすう、overall reaction order)と呼び反応速度式を分類する目的で利用される。また係数\rm kはn次の速度係数(そくどけいすう、rate constant)と呼ぶ。なお、べき乗係数p,q,\cdotsと化学量論係数\nu_{A},\nu_{B},\cdotsとの間には直接の関係はない。



反応速度式

化学反応が複雑な場合、実験値から求めた各成分濃度項のべき係数は必ずしも1にはならない。また全反応次数が2を超える反応速度式の化学反応は稀で、次に示す、1次 (first order)、2次 (second order) の反応速度式にさらに近似される。


[ 1次反応 ]

:A→Bにおいて
Aの初濃度を
a mol/dm³で、
時間tののちx mol/dm³が反応したとする。
するとBの生成速度
dx/dt
Aの濃度に比例するから、反応速度定数をk1とすると:\frac{dx}{dt} = k_1(a-x)この微分方程式の解は
:\left[B\right]=x=a(1-e^{-k_1t})
:\left[A\right]=a-x=ae^{-k_1t}
であり、それゆえ、1次反応では反応物は初期濃度から指数関数的に減少する。その速度は速度定数k1のみで決定される。場合によっては速度定数の代わりに半減期で速度を表す場合もある。半減期と1次の速度定数と間には次の関係がある。
:t_{1/2}=\frac{ln 2}{k_1}\approx \frac{0.693}{k_1}


[ 2次反応 ]

:A+B→Cにおいて
Aの初濃度を
a mol/dm³、
Bの初濃度を
b mol/dm³で、
時間tののち
x mol/dm³が反応したとする。
するとCの生成速度
dx/dt
はAおよびBの濃度に比例するから、反応速度定数をk2とすると:\frac{dx}{dt} = k_2(a-x)(b-x)つぎはAとBとが等モル当量で作用する反応の場合であるが、初期モル濃度が同一の場合、微分方程式の解は
:\rm \frac{1}{a-x}-\frac{1}{a}=kt
となる。2次反応では半減期は各時間の濃度に反比例して長くなる。初期濃度aの半分の濃度になる時間t50(すなわち、反応が50%まで進行する所要時間)は次の初期濃度aの関数で表される。
:t_{50}=\frac{1}{ka}また、濃度a-xの代わりに\rm \frac{1}{a-x}を用いて時間作用曲線をプロットすると、2次反応の場合は直線を描き、y切片が初期濃度aの\rm \frac{1}{a}となり直線の傾きが2次の速度定数kと一致する。上記とは別の場合において、成分aとbとの初期濃度が著しく相違し、b\gg aの場合、2次速度式の微分方程式はさらに成分aの1次速度式に近似することができる。この場合の成分aの1次速度式の速度定数は擬1次速度定数(ぎいちじそくどていすう、pseudo-first order rate constant)と呼ばれる。


[零次反応]

反応が反応系の成分濃度や分圧に無関係に進行する場合は、反応速度式の全反応次数は0となり零次反応(れいじはんのう、zero-order reaction)と呼ばれる。たとえば触媒反応において触媒表面に大量の反応物が吸着して飽和状態になっており触媒への吸着過程が律速段階になっていない等、特別の環境下での反応においては当該成分濃度項の反応次数は0として近似される。



単純反応と複合反応

反応速度の全反応次数は反応の原系の成分数と合致することが反応速度式の解釈から期待されるが、実際の反応では成分数よりも少ない反応次数の速度となることが多い。その原因の多くは目的の反応が反応式で書き表されている反応物から生成物が直接生成する単純反応(たんじゅんはんのう、simple reaction)ではなく、反応式には現れない反応中間体(はんのうちゅうかんたい、, intermediate product)を介した複数の反応過程を経由する複合反応(ふくごうはんのう、complex reaction)であることによる。反応中間体は単に中間体と呼ばれることもある。反応を考えるとき、物質変化する1つの過程を素反応(elementary reaction)と呼ぶ。この場合で、物質変化が物理変化の場合は、反応素過程(elementary process of reaction)と呼ばれ、反応中間体に相当する物理状態が遷移状態である。反応素過程ぁ b4^$s$GAGH?1~$H8@$$I=$9>l9g$b$"$k!#8@$$49$($k$H!"C1=cH?1~$N>l9g$OC10l$NAGH?1~$G9=@.$5$l$k$,!"J#9gH?1~$OJ#?t$NAGH?1~$H反応中間体を含んで反応が構成されることになる。素反応を介して反応物から反応中間体を経て生成物に至るので、複合反応は連続反応(れんぞくはんのう、successive reaction, consecutive reaction)、逐次反応(ちくじはんのう、consecutive reaction)、連鎖反応(れんさはんのう、chain reaction)とも呼ばれる。ある反応中間体(あるいは反応物)から2つの素反応が分岐する場合の連続反応は平行反応(parallel reaction)と呼ばれる。平行反応はラジカル反応等ではしばしば見られる素反応構成である。複合反応を構成する素反応のそれぞれの反応速度が同一であることは少なく、(道路の自然渋滞の先頭車両を見出すことができないことと同様で)反応進行度の変化点である反応中間\xA1 BNは反応系内に存在するものの観測しにくいことが多い。それ故、反応中間体の存在は直接観測されるのではなかった。
反応中間体は、各種の分光法による直接観測や立体障害などで後続の反応を妨害することによる安定化、反応中間体と選択的に反応する試薬によるトラップなどの方法を使い、反応速度や反応機構からその存在が推定される場合が多かった。しかし近年は、分析技術の向上により反応中間体を直接観測できるようになりつつあり、または計算機実験による反応経路の評価などによって存在が推定されている。


[ 律速段階 ]

逐次反応において最も遅い素反応(過程)を律速段階(りっそくだんかい、)と呼ぶ。あるいは律速過程とも言う。それは最も遅い素反応(過程)が、複合反応の反応速度に対してつよい影響を及ぼし、その反応の振る舞い決定づける為である。



測定方法

前述の定義のように、反応速度を決定するには物質変化を定量分析することで測定する。反応速度がかなり遅い場合は反応系をサンプリングして容量分析することも可能であるが、大抵の場合は測定時間が短い分光法分析による定量分析が必要になる。反応速度が早い場合は反応装置や反応系にも工夫が施される。近年では高速のレーザーパルスを利用することでフェムト秒やアト秒の物質状態を分光測定することも可能になり極めて高速の反応過程も観測できる。


[ 高速流通法 ]

高速流通法(こうそくりゅうつうほう、rapid-flow method)では反応器とそこから引き出された管路の先に固定された分光定量装置を用意する。反応器にシリンジで反応成分を注入混合されてスタートした反応液は、引き続き管路から流出させる。そのことにより測定器の前を連続的に反応液が通過するので成分の経時変化が測定できる。連続フロー法 (continuous flow method) とも呼ばれる。高速流通法では大量の反応液が必要なため、反応液の通過を止めて測定する場合はストップトフロー法 (stopped flow method) と呼ばれ、種々のプローブを使ういくつかの方法が開発されている。特に円偏光二色性を利用する場合には蛋白質の2次構造の変化を、X線溶液散乱法と結合されたときには蛋白質のコンパクトネスを観測するのに有効である。


[ 緩和法 ]

また、平衡状態にある反応に対して反応系の温度や圧力等を変化させ、新たな条件での平衡点へと化学反応が進行する過程を解析する反応速度の測定方法を緩和法(かんわほう、relaxation method)と呼ぶ。温度変化を利用する場合は温度ジャンプ法(おんど—ほう、temperature jump)、圧力変化を利用する場合は圧力ジャンプ法(あつりょく—ほう、pressure jump method)と呼ばれる。レーザーを使って温度を上げる装置を用いる場合はレーザー温度ジャンプ法という。これは非常に短時間(およそ10ナノ秒程度)で温度を上げることができるので、速い反応の解析に用いられる。特に最近では蛋白質のフォールディングの初期反応の解析に用いられて大きな成果をあげている。



関連項目


  • 反応速度論

  • アレニウスの式

  • ミカエリス・メンテン式

  • 化学平衡

  • 触媒

  • 遷移状態


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    2008年07月08日

    化学[チーグラー・ナッタ触媒]

    化学事典チーグラー・ナッタ触媒


    チーグラー・ナッタ触媒(—しょくばい、Ziegler-Natta catalyst)は、オレフィンの重合に用いる触媒。ツィーグラー・ナッタ触媒とも言う。通常、四塩化チタンまたは三塩化チタンをトリエチルアルミニウムやメチルアルモキサン ([-Al(CH3)O-]n, MAO) のような有機アルミニウム化合物と混合し調製する。エチレンやプロピレン、ブタジエン、イソプレン、アセチレン等の重合や、エチレン-プロピレンの共重合に用いられる。チーグラー・ナッタ触媒の典型的な構造と、重合反応の機構について下図に示す。1953年、ドイツのマックス・プランク研究所において、科学者カール・ツィーグラー(Karl Ziegler)がそれまで高圧が必要だったエチレンの重合反応の研究中に四塩化チタンを用いて発見した。この触媒によって、エチレンの常圧重合が可能になった。その後、イタリアのミラノ工科大学のジュリオ・ナッタ\xA1 !JGiulio Natta)が、三塩化チタンを用いることによって、それまで重合が困難と考えられていたプロピレンの重合に成功した。二人は、これらの業績により1963年、揃ってノーベル化学賞を受賞した(ただし、ツィーグラーがナッタの改良を軽視して、業績を全面的に自分に帰するよう求める発言を行ったため、二人の関係は険悪であったと言われている)。重合触媒として石油化学工業に多大な功績があったばかりでなく、その反応機構の研究からは有機金属化学が盛んになるきっかけを与えた。



    関連項目


  • ポリエチレン

  • ポリプロピレン

  • ポリアセチレン

  • 白川英樹

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    2008年07月07日

    化学[キューリー夫妻]

    化学事典キューリー夫妻


    キュリー夫妻とは、ピエール・キュリー(1859年−1906年)と、マリ・キュリー|マリヤ・スクウォドフスカ(1867年-1934年)夫妻のこと。物理化学と放射線化学と物性物理学者夫妻。1902年のラジウムの発見をしたがその特許を取得せず無償開放した。1903年、夫妻にはアンリ・ベクレル|ベクレルと共にノーベル物理学賞を受賞。1906年4月6日の交通事故による夫の死去まで、夫妻は、物性物理・放射線化学・物理化学・分子論の領域で世界の最先端にあり、放射線により原子が遷移することを初めて立証した。1867年ポーランドのワルシャワ出身のマリーは、1891年フランス、パリのソルボンヌ大学に入学、その4年後に、「物理化学学校」の教職にあり、すでに、圧電効果|圧電現象をはじめ結晶物理学、常磁性と強磁性の研究でキュリーの法則・キュリー温度を発見し、物性物理で世界的な超一流学者のピエールの求婚にあい、当時35歳の国際的に物性物理の研究で最先端にありながらも不遇の学者と結婚。1895年夫妻は、グラシエール通りのアパルトマンに住み、マリーは  "2H;v$N$+$?$o$iJY3X$rB3$1!"Bg3X%"%0%l%8%'$K^$r^$7$F$d$C$! H%=%k%\% s%LBg3X65


    関連項目


  • ピエール・キュリー

  • マリ・キュリー

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    2008年07月06日

    化学[セロファン]

    化学事典セロファン


    セロファンまたはセロハン (cellophane) はセルロースを加工して作られる、透明な薄膜状の物質である。普通セロファン (PT) と防湿セロファン (MST) の2種類がある。日本国内では、レンゴーとフタムラ化学で生産されている。PTセロファンはレンゴー及びフタムラで生産されているが、MSTセロファンはフタムラ化学でのみ生産されている。



    製法

    1912年にスイスのブランデンベルガー(Jacques Edwin Brandenberger, 1872年-1954年)が製法を発明した。主な原材料は、木材を粉砕して作るパルプである。木綿、麻などの植物性繊維からも作ることは可能である。まず、パルプを水酸化ナトリウムなどのアルカリと二硫化炭素で溶かしてビスコースを作る。その後スリットに通して、薄く成型したものを、硫酸などの酸で中和してセルロースに戻すことによって製造される。なお、ビスコースを、スリットではなく、ノズルから射出して繊維状にし、中和したものはレーヨンである。



    用途

    透明で細菌を通さないため、食品のパッケージなど、包装材料として使用される。光沢がよいこと、飴などをねじって包んだ場合に勝手に解けないこと、手切れ性と呼ばれる、端を持って左右に引っ張ると裂ける性質があり開封しやすいこと、紙の原料としてリサイクルできること、などの特長がある。しかし、熱でそりやすい、水に濡れると強度が下がるなどの問題があるため、近年はポリプロピレンフィルムなどに置き換えられている例が少なくない。また、水蒸気の透過性は高いので、表面にポリ塩化ビニリデン (PVDC) を塗布して、バリア性を持たせた複合素材の製品もある。

  • 1930年に販売が開始されたセロハンテープの基材として、耐水性をもたせたものが使用されている。

  • また、水分はよく通すが、ウイルスを通さないために人工透析用の膜としても利用される。

  • そのほか、ボタン電池や蓄電池のセパレーターとしても利用されるが、「ソニー株式会社」の「ぶどう糖で発電するバイオ電池」のセバレータとして用いられた例もある。

  • 海水淡水化プラントで海水から真水を抽出する為の逆浸透膜に用いられる。

  • 合成化学が発達した現在に於いても透析等の分野では天然素材から製造されたセロファンに及ばない分野がある。

  • 特にPTはセルラーゼの作用を受けやすく、もっとも普及している生分解性の包装資材と言える。ただし産業上は紙に分類されるため、ポリ乳酸などの生分解性プラスチックとは区別される。

  • MSTは防湿処理によりセロファンの欠点を補ったものであるが、同時に生分解性も失われる。双方を満たすため、生分解性素材による防湿処理についての検討も行われている。



    セロファン

    セロファンに色をつけたもの。現在日本で発売されているのは「赤・青・黄・緑」の4色である。主な用途は以下の通り。

  • 包装材料

  • 色#三原色|加算混色の実験。

  • 3次元映像|アナグラフ用メガネの自作。
    1970年代までのアーケードゲーム用ビデオゲームの白黒画面を補う為にも使われた。英語ではオーバーレイ(overlay, over=越えて lay=置く)と呼ぶ。これは技術やコストの面からカラーゲームがまだ一般的でなく、また画面レイアウトが単純な為、特定の場所に色セロハンを貼るだけで、十分カラー的な表現が楽しめたからである。色セロハン物で有名なゲームには『ブロックくずし』『サーカス (ゲーム)|サーカス』『スペースインベーダー』などが挙げられ、復刻ゲームやMAMEでもこれらを再現しているケースがある。またベクタースキャン式のゲームは、通常のゲームよりカラー化が遅れた為、メーカーによってはもう少し後の時代まで色セロファンを使用していた。

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    2008年07月05日

    化学[分光法]

    化学事典分光法



    分光法(ぶんこうほう、spectroscopy)とは、物理的観測量の強度を周波数、エネルギー、時間などの関数として示すことで、対象物の定性・定量あるいは物性を調べる科学的手法である。spectroscopy の語は、元々は光をプリズムあるいは回折格子でその波長に応じて展開したものをスペクトル (spectrum) と呼んだことに由来する。18世紀から19世紀の物理学において、スペクトルを研究する分野として分光学が確立し、その原理に基づく測定法も分光法 (spectroscopy) と呼ばれた。もともとは、可視光の放出あるいは吸収を研究する分野であったが、光が電磁波の一種であることが判明した19世紀以降は、ラジオ波から γ線まで、広く電磁波の放出あるいは吸収を測定する方法を分光法と呼ぶようになった。また、光の発生または吸収スペクトルは、物質固有のパターンと物質量に比例したピーク強度を示すために物質の定性あるいは定量\xA1 $K!"J,@O2=3X$+$iE7J83X$^$G9-$/1~MQ$5$lMxMQ$5$l$F$$$k!#$^$?8w;R$N5[<}$^$?$OJ|=P$ONL;RNO3X$K4p$E$$$FH/8=$7!"%9%Z%/%H%k$ON%;6E*$J%(%M%k%.!<>uBV!J%(%M%k%.!<=`0L!K$HBP1~$9$k$3$H$,9-$/CN$i$l$k$h$&$K$J$C$?!#$=$&$9$k$H!"K\Mh$N0UL#$N!V%9%Z%/%H%k!W$H$OA4$/0[$J$k!"!VuBV$rI=8=$7$?B,Dj%A%c!<%H$b%9%Z%/%H%k$H$h$P$l$k$h$&$K$J$C$?!#$^$?!V分光法は「スペクトル」を使用して物性を測定あるいは物質を同定・定量する技法一般の総称となっている。



    測定装置

    Dに光を照射し、曲面鏡EとスリットFによって目的波長の光を取り出す分光法の測定装置は、大別すると光源、試料、分光器、検出器から構成される。天文学などの場合は光源と試料とは装置内に内蔵し得ないが、理化学的な分光測定装置はこの四者から構成される。光源は電磁波の波長により様々な物理現象と装置が利用される。NMR等のラジオ波はループコイルから、赤外・可視・紫外光はキセノンランプやハロゲンランプ、重水素ランプなどから、X線は熱タングステンターゲットやシンクロトロン放射光装置から発生させる。試料は一般に分光光学セルまたはキュベットと呼ばれる試料容器に格納して観測される。セルは観測する波長の電磁波を吸収や干渉しない材質である必要があるが、すべての波長に透明な素材は存在しない為、分光装置の波長に応じて種々の材質で作成される。例えば、γ線や硬 X線ではベリリウムの薄板が利用され、紫外線では石英セル、赤外線では KBr セルや NaCl セルが利用される。分光部と検出部の構造は、分光対象とする波長によって大き\xA1 $/0[$J$k!#GHD9$,D9$$EEGH$J$I$G$O!"$^$:6/EY$N;~4VJQ2=$rB,Dj$7$F$+$i%U!<%j%(JQ49$9$k$3$H$G<~GH?t$4$H$N%9%Z%/%H%k$rF@$k!#8!=P4o$Ou$N%@%$%*!<%I%"%l%$$H8F$P$l$k8!=P4o$K0lEY$KF3F~$9$k$3$H$G!"F1;~$KJ#?t$NGHD9$rB,Dj$9$k$3$H$b2DG=$K$J$C$F$$$k!#8!=P$K$OB,Dj$9$kGHD9$KE,$7$?%P%s%I%.%c%C%W$r;}$DH>F3BN$,MQ$$$i$l$k!#X線の場合、比例計数管やCCDイメージセンサ|CCDカメラ、光電子増倍管などが利用される。電子分光や質量分析では、光学素子の代わりに電磁場を用いてエネルギー別に分離する。検出器は高電圧を印加した電極が利用され、荷電粒子が到達すると電流が生じることを利用して検出する。



    種類

    分光法は、用いる電磁波の波長領域、測定される物理量、その物理量が生じる機構、分光する目的などによって分類される。最も一般的な分光法は電磁波を測定する方法である。対象とする電磁波の波長、吸収か発光か光散乱か、発生する原理の差などによって細かく分類されている。吸収分光は、試料に光を照射して透過光(場合によっては反射光)の強度を測定し、吸収の程度を照射した光子のエネルギー(光の波長)の関数として表す。もっとも広く行われている分光法である。発光分光は、何らかの方法(光照射、電気、化学反応など)で試料から光を放出させ、その光の強さを光子のエネルギーの関数として表す。分子を扱う場合には、蛍光と燐光とに区別することが多い。光照射によって発光させる場合には、発光の強さを照射する光の光子エネルギーの関数として求めることもある(このスペクトルを励起スペクトルという)。光散乱分\xA1 8w$O!";nNA$K>H分光法やブリルアン散乱分光法がこれに当たる。また、光子のエネルギーが変化するのではなく、(例えば液体中の微粒子によって)光が別の方向に出ていく現象も散乱であり、これを利用して微粒子の粒径分布を測定する技術もある(動的光散乱法)。用いる電磁波の波長領域によって、観測できる現象や用いる実験装置が変わるため、波長領域による分類もしばしば行われる。例えば分子を測定対象とする場合には、可視・紫外光では電子状態が、赤外光では振動状態が、マイクロ波では回転状態が、おもに観測される。波長領域だけを指定して○○分光(例えば赤外分光)という場合には、上の段落の分類では吸収分光を指すことが多い。光音響分光法などの光熱分光法では、試料に光を照\xA1 uBV$K$J$j$=$3$+$i8w$rJ|=P$;$:$K4KOB$7$FG.$rH/@8$9$k$3$H$K$h$C$F5/$3$kJ*M}8=>]$rB,Dj$9$k!#B,Dj$5$l$kJ*M}8=>]$H$7$F$O!"8w$rCGB3E*$K>H分光法に分類される。化学反応などの分析では、測定する物理量が時間に対してどのように変化するかを測定する時間分解分光が行われる。通常の化学反応の場合、ストップドフロー法などを用いて急速に試薬を混合し、スペクトルの時間発展を観測して反応中間体や反応速度を求める。光化学反応の場合、超短パルスレーザーを使用し、過渡スペクトルを測定することで、フェムト秒レベルの極めて速い反応であっても進行する様子が観察できる。細胞内での物質分布や、材料の元素分布など、2次元または3次元的に分光する手法は、空間分解分光と呼ばれている。分光法と顕微鏡を組み合わせることで測定が行われる。



    関連項目


  • 分光測色法


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    2008年07月04日

    化学[化学元素発見の年表]

    化学事典化学元素発見の年表


    化学元素発見の年表(かがくげんそはっけんのねんぴょう)は、元素を発見順に並べた年表である。いくつかの元素は有史以前に知られており正確な発見の年は不明であるが、その他の元素は発見された年が歴史に記録されている。



    古代


  • 古代-炭素

  • 古代-金

  • 古代-銀

  • 古代-銅

  • 古代-硫黄

  • 古代-スズ

  • 古代-鉛

  • 古代-水銀

  • 古代-鉄 人類は紀元前3,4000年頃には隕鉄から鉄器を製造していたようだが、製鉄技術は紀元前1500年頃のヒッタイト王国(ハッティ)に興った。



    9世紀

    年表:9世紀*1000年頃 - 亜鉛は中国やインドでは既に認識されており、インドで12世紀には不完全ながらも単離されていた。ヨーロッパでは1526年、錬金術師パラケルスス(スイス)により発見。



    13世紀

    年表:13世紀*1250年 - ヒ素はアルベルトゥス・マグヌス(ドイツ)により発見。



    15世紀

    年表:15世紀*1450年 - アンチモンは古代から知られていたが、アンチモンに関する初期の有名な文献は15世紀のベネディクト会の修道士B・バレンティヌスの著作『アンチモンの凱旋車』で、ヨハン・テルデによって1604年に出版された。



    17世紀

    年表:17世紀*1669年 - リンは錬金術師ヘニング・ブラント(ドイツ)により発見。



    18世紀

    年表:18世紀*1737年 - コバルトはゲオルグ・ブラント(スウェーデン)により発見。
       コバルトの語源はドイツ語の''kobalt''または''kobold''(コボルトという精霊)に由来。

  • 1741年 - 白金はチャールズ・ウッド(、イギリス)が鉱石をイギリスのW・ブラウンリッヒに送った。その性質が調べられ1750年、王立学会で発表された。

  • 1748年に出版された『南米諸王国紀行』でアントニョ・デ・ウリョーア(スペイン)はコロンビアのピント川の近くで発見されたプラチナ鉱石の存在をヨーロッパに紹介した。
       プラチナの語源は「ピント川の小さな銀」の意味の「プラチナ・デル・ピント」。

  • 1751年 - ニッケルは、アクセル・フレドリク・クローンステッド(スウェーデン)が鉱物紅砒ニッケル鉱()より単離。

  • 1753年 - ビスマスはクロード・F・ジョフロア(フランス)により発見。

  • 1755年 - マグネシウムはジョゼフ・ブラック(スコットランド)により発見。1808年、ハンフリー・デービーにより単離。

  • 1766年 - 水素はヘンリー・キャヴェンディッシュ(イギリス)により発見され、アントワーヌ・ラヴォアジエ(フランス)によって命名された。
       Hydrogenの語はギリシャ語の''hyd?r''(水)と''gennan''(生みだす)に由来。

  • 1772年 - 窒素はダニエル・ラザフォード(、イギリス)により発見。

  • 1774年 -
    酸素はジョゼフ・プリーストリー(イギリス)により発見。
       Oxygenの語はギリシア語の''oxys''(酸)と''gennan''(生みだす)に由来。
    バリウムはカール・ヴィルヘルム・シェーレ(スウェーデン)により発見。1808年、ハンフリー・デービーにより単離。
       Bariumの語はギリシア語の''barys''(重い)に由来。
    塩素は、カール・ヴィルヘルム・シェーレ(スウェーデン)により発見。1810年、ハンフリー・デービーにより命名。
    マンガンはヨハン・ゴットリーブ・ガーン(スウェーデン)により発見。

  • 1778年 - モリブデンはカール・ヴィルヘルム・シェーレ(スウェーデン)により発見。

  • 1782年 - テルルはミュラー・フォン・ライヒェンシュタイン(ルーマニア)により発見され、1798年にマルティン・ハインリヒ・クラプロート(ドイツ)によって命名された。
       Telluriumの語はラテン語の単語''Tellus''(地球)に由来。

  • 1783年 - タングステンはファン・ホセ・デ・エルヤル(スペイン)およびファウスト・デ・エルヤル(スペイン)兄弟により発見。

  • 1789年 -
    ウランはマルティン・ハインリヒ・クラプロート(ドイツ)により発見。
       Uraniumの語は''''(天王星)に由来。
    ジルコニウムはマルティン・ハインリヒ・クラプロート(ドイツ)により発見。
       Zirconiumの語は''Zircon''(ジルコン、宝石)に由来。

  • 1791年 -
    チタンの化合物をウィリアム・グレゴール(イギリス)が発見。

  • 1793年 - ストロンチウムはマルティン・ハインリヒ・クラプロート(ドイツ)により発見。1808年、ハンフリー・デービーにより単離。

  • 1794年 - イットリウムはヨハン・ガドリン(フィンランド)により発見。
        Yttriumの語は''''(スウェーデンにある町名)に由来。

  • 1795年 -
    チタンはマルティン・ハインリヒ・クラプロート(ドイツ)により発見。

  • 1797年 -
    クロムはルイ=ニコラ・ヴォークラン|ルイ=ニコラ・ヴォークラン(フランス)により発見。

  • 1798年 - ベリリウムは、ルイ=ニコラ・ヴォークラン(フランス)により発見。



    19世紀

    年表:19世紀*1801年 -
    バナジウムはアンドレス・マヌエル・デル・リオ(スペイン)により発見、エリスロニウムと命名されたが、クロムではないかと指摘をうけて、撤回した。1930年にセブストレームが再発見、北欧の女神の名前「バナジス」から命名。
    ニオブはチャールズ・ハチェット(、イギリス)により発見され「コロンビウム」と名付けられるが、1809年、ウイリアム・ハイド・ウォラストン(イギリス)によりタンタルであるとされ統合される。1846年、ハインリヒ・ローゼ(、ドイツ)とジャン・マリニャック(スイス)によりニオブとして再発見され、1865年、アンリ・サント=クレール・ドビーユ(、フランス)とL.トルースト(フランス)により確認され「コロンビウム」と同一であることが判明する。1949年、IUPACにより名称がニオブに統合される。
       タンタルから再発見されたので、ギリシャ神話の''Tantalos''(タンタロス)の娘・''Niobe''(ニオベ)に由来。

  • 1802年 - タンタルはアンデルス・エーケベリ(スウェーデン)により発見。

  • 1803年 -
    セリウムはマルティン・ハインリヒ・クラプロート(ドイツ)、イェンス・ベルセリウス(スウェーデン)、ウィルヘルム・ヒージンガー(スウェーデン)により発見。
    ロジウムはウイリアム・ハイド・ウォラストン(イギリス)により発見。
    パラジウムはウイリアム・ハイド・ウォラストン(イギリス)により発見。
    オスミウムはスミソン・テナント(、イギリス)により発見。
       Osmiumの語はギリシャ語の''οσμη''(osm?、臭い)に由来。
    イリジウムはスミソン・テナント(イギリス)により発見。

  • 1807年 -
    カリウムはハンフリー・デービー(イギリス)により発見。
    ナトリウムはハンフリー・デービー(イギリス)により発見。

  • 1808年 -
    カルシウムはハンフリー・デービー(イギリス)により発見。
       Calciumの語はラテン語の''calcis''(ライム)に由来。
    ホウ素はジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック|ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック(フランス)とルイ・テナール(フランス)により発見。ハンフリー・デービー(イギリス)もほぼ同時に発見。

  • 1811年 - ヨウ素はベルナール・クールトア (フランス)により発見。

  • 1817年 -
    リチウムはヨアン・オーガスト・アルフェドソン(、スウェーデン)により発見。
       Lithiumの語はギリシア語の''lithos''(石)に由来。
    カドミウムはフリードリヒ・シュトロマイヤー(ドイツ)とヘルマン()とがそれぞれ独自に発見。
    セレンはイェンス・ベルセリウス(スウェーデン)により発見。

  • 1823年 - ケイ素はイェンス・ベルセリウス(スウェーデン)により発見。

  • 1825年 - アルミニウムはハンス・クリスティアン・エルステッド(デンマーク)により発見。

  • 1826年 - 臭素はアントワーヌ・ジェローム・バラール(、フランス)により発見。

  • 1828年 -
    トリウムはイェンス・ベルセリウス(スウェーデン)により発見。
    ベリリウムはフリードリヒ・ヴェーラー(ドイツ)とアントワーヌ・ビュシー(フランス)により発見。
    :ベリリウムはギリシア語のberyllos(ベリル:緑の石-発見された鉱石名)から。

  • 1843年 -
    テルビウムはカール・グスタフ・モサンデル(、スウェーデン)により発見。
    エルビウムはカール・グスタフ・モサンデル(スウェーデン)により発見。

  • 1844年 - ルテニウムはカール・クラウス (化学者)|カール・クラウス(、ロシア)により発見。

  • 1860年 -
    セシウム はローベルト・ブンゼン(ドイツ)により発見。
    ルビジウム はローベルト・ブンゼン(ドイツ)により発見。

  • 1860年 - タリウムはウィリアム・クルックス(イギリス)により発見。

  • 1863年 - インジウムはフェルディナンド・ライヒ(、ドイツ)とテオドール・リヒター(ドイツ)により発見。

  • 1868年 - ヘリウムはピエール・ジャンサン(フランス)とノーマン・ロッキャー(イギリス)とでそれぞれ独自に発見される。
       Heliumの語はギシリャ語の''h?lios''(太陽)に由来。

  • 1875年 - ガリウムはポール・ボアボードラン(フランス)により発見。

  • 1878年 - イッテルビウムはジャン・マリニャック(スイス)により発見。
       Ytterbiumの語は''Ytterby''(スウェーデンにある町名)に由来。

  • 1879年 -
    ツリウムはペール・テオドール・クレーベ(スウェーデン)により発見。
    スカンジウムはラース・フレデリク・ニルソン(、スウェーデン)により発見。
    ホルミウムはマーク・ドラフォンテーヌ(スイス)とジャック=ルイ・ソレ|ジャック=ルイ・ソレ(スイス)のチームとペール・テオドール・クレーベ(スウェーデン)とが独自に発見。命名はクレーベによる。
    サマリウムはポール・ボアボードラン(フランス)により発見。

  • 1880年 - ガドリニウムはジャン・マリニャック(スイス)により発見。

  • 1885年 -
    プラセオジムはカール・ヴェルスバッハ(オーストリア)により発見。
    :プラセオジムはギリシャ語のprasios(緑)とdydym(発見された鉱石名)から。
    ネオジムはカール・ヴェルスバッハ(オーストリア)により発見。
    :ネオジムはラテン語のneos(新しい)とdydym(発見された鉱石名)から。

  • 1886年 -
    ゲルマニウムはクレメンス・ウィンクラー(ドイツ)により発見。
    フッ素はアンリ・モアッサン(フランス)により発見。
       fluorineの語はラテン語の''fluo''(流れ)に由来。
    ジスプロシウムはポール・ボアボードラン(フランス)により発見。
       Dysprosiumの語はギリシア語の''dysprositos''(手に入れ難い)に由来。

  • 1894年 - アルゴンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
       Argonの語はギリシア語の''argon''(不活発である)に由来。

  • 1898年 -
    ネオンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
    :neonの語はギリシア語の''neos''(新しい)に由来。
    クリプトンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
    :Kryptonの語はギリシア語の''kryptos''(隠される)に由来。
    キセノンはウィリアム・ラムゼー(イギリス)により発見。
    :Xenonの語はギリシア語の''xenos''(よそもの)に由来。
    ラジウムはピエール・キュリー(フランス)およびマリ・キュリー(フランス)により発見。
    :Radiumの語はラテン語の放射、光線に由来。
    ラドンはフリードリヒ・エルンスト・ドーン(、ドイツ)により発見。
    :Radonの語はラジウムに由来。
    ポロニウムはピエール・キュリー(フランス)およびマリ・キュリー(フランス)により発見。
    :Poloniumの語はポーランドに由来。

  • 1899年 - アクチニウムはアンドレ=ルイ・ドビエルヌ|アンドレ=ルイ・ドビエルヌ(フランス)により発見。



    20世紀

    年表:20世紀*1901年 - ユウロピウムはウジェーヌ・ドマルセー(フランス)により発見。

  • 1907年 - ルテチウムはジョルジュ・ユルバン(フランス)により発見。
       Lutetiumの名は''Lutetia''(パリの古名)に由来。

  • 1917年 - プロトアクチニウムはリーゼ・マイトナー(オーストリア)とオットー・ハーン(ドイツ)により発見。

  • 1923年 - ハフニウムはディルク・コスター(、オランダ)とゲオルク・ド・ヘヴェシー(ハンガリー)により発見。
       hafniumの名はコペンハーゲンのラテン名ハフニヤに由来。

  • 1925年 - レニウムはワルター・ノダック(ドイツ)、イーダ・タッケ(、ドイツ)、オットー・ベルグ(、ドイツ)により発見。
       レニウムはライン河にちなむ。

  • 1937年 - テクネチウムはカルロ・ペリエ(、イタリア)とエミリオ・セグレ(イタリア)により発見。

  • 1939年 - フランシウムはマルグリット・ペレー(フランス)により発見。
       フランシウムの名はフランスから。

  • 1940年 -
    アスタチンはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ合衆国|アメリカ)で 、、エミリオ・セグレにより発見。
    ネプツニウムは、カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ合衆国)でエドウィン・マクミラン()と フィリップ・アベルソン により発見。

  • 1941年 - プルトニウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ合衆国)でグレン・シーボーグ(アメリカ)、エドウィン・マクミラン、、、エミリオ・セグレにより発見。

  • 1944年 - キュリウムは、カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ合衆国)及びシカゴ大学(アメリカ)でグレン・シーボーグ、、アルバート・ギオルソ()により発見。

  • 1945年 -
    アメリシウムはシカゴ大学(アメリカ)でグレン・シーボーグ、、Ralph A. James、アルバート・ギオルソにより発見。
    プロメチウムは(アメリカ)、(アメリカ)、(アメリカ)により発見。

  • 1949年 - バークリウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でグレン・シーボーグ、アルバート・ギオルソ、、により発見。

  • 1950年 - カリホルニウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でグレン・シーボーグ、アルバート・ギオルソにより発見。

  • 1952年 - アインスタイニウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソ、ロスアラモス国立研究所(アメリカ合衆国)でグレッグ・チョッピン()、アルゴンヌ国立研究所(アメリカ)とがそれぞれ独自に発見。

  • 1953年 - フェルミウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソ、ロスアラモス国立研究所(アメリカ合衆国)、アルゴンヌ国立研究所(アメリカ)とがそれぞれ独自に発見。

  • 1955年 - メンデレビウムは、カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソ、グレン・シーボーグ、、、グレッグ・チョッピン により発見。

  • 1958年 - ノーベリウムはノーベル物理学研究所(スウェーデン)により発見。但し現在では1958年のカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソ、グレン・シーボーグ、、 による発見が正式とされる。
       Nobeliumの語は''''(アルフレッド・ノーベル)に由来。

  • 1961年 - ローレンシウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソ、、、 により発見。
       Lawrenciumの語は''''(アーネスト・ローレンス)に由来。

  • 1964年 - ラザホージウムはドブナ原子核共同研究所(ソビエト連邦|ソ連)により発見。但し現在では1969年のカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソらによる発見が正式とされる。
       ラザホージウムはアーネスト・ラザフォードに因む。

  • 1970年 - ドブニウムはカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソらにより発見。
       Dubniumの語はロシアの地名''Dubna''に由来。

  • 1974年 - シーボーギウムはドブナ原子核共同研究所(ソ連)により発見。但し現在では1974年のカリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)でアルバート・ギオルソらによる発見が正式とされる。

  • 1976年 - ボーリウムはドブナ原子核共同研究所(ソ連)で らにより発見。但し現在では1981年の重イオン研究所(ドイツ)でペーター・アルムブルスター()とゴットフリート・ミュンツェンベルク()による発見が正式とされる。

  • 1982年 - マイトネリウムは重イオン研究所(ドイツ)でペーター・アルムブルスターとゴットフリート・ミュンツェンベルクにより発見。
       マイトネリウムはリーゼ・マイトナーに因む。

  • 1984年 - ハッシウムは重イオン研究所(ドイツ)でペーター・アルムブルスターとゴットフリート・ミュンツェンベルクより発見。

  • 1994年 -
    ダームスタチウムは重イオン研究所(ドイツ)でジクルト・ホフマン()、ヴィクター・ニノフ()らにより発見。
    レントゲニウムは重イオン研究所(ドイツ)でジクルト・ホフマン、ヴィクター・ニノフらにより発見。

  • 1996年 - ウンウンビウムは重イオン研究所(ドイツ)でジクルト・ホフマン、ヴィクター・ニノフらにより発見。

  • 1999年 - ウンウンクアジウムはドブナ原子核共同研究所(ロシア)により発見。



    21世紀

    年表:21世紀*2001年 - ウンウンヘキシウムはドブナ原子核共同研究所(ロシア)により発見。

  • 2003年 - ウンウンオクチウムはローレンスバークリー国立研究所(アメリカ)により発見。

  • 2004年 -
    ウンウントリウムはドブナ原子核共同研究所(ロシア)とローレンスリバモア国立研究所(アメリカ)の合同研究チームと理化学研究所(日本)とがそれぞれ独自に発見(確認待ちで未確定)。
    ウンウンペンチウムはドブナ原子核共同研究所(ロシア)とローレンスリバモア国立研究所(アメリカ)の合同研究チームにより発見(確認待ちで未確定)。



    関連項目


  • 年表一覧

  • 元素

  • 周期表

  • 粒子発見の年表 - 素粒子

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    2008年07月03日

    化学[オキソニウムイオン]

    化学事典オキソニウムイオン


    オキソニウムイオン (Oxonium ion) / ヒドロニウムイオン (Hydronium Ion) とは、イオン|オニウムの一種であり、分子内の酸素原子に原子価より1つ多いプロトンが結合したイオン|陽イオンである。水やアルコールなどプロトン受容性酸素原子を持つ分子からなる溶液中では(ブレンステッドの定義による)酸としてはたらく。溶媒和された陽子|プロトンとも考えられるが、この観点からは例えば水溶液中では実際には\rm [H_9O_4]^+とも言われている。



    水溶液中におけるオキソニウムイオン

    最も身近に存在するオキソニウムイオンは水溶液中における \rm H_3O^+ である。したがって、単に \rm H_3O^+ を指すことが多い.また、酸塩基平衡に関する化学反応式においては便宜的に\rm H^+(水素イオン、陽子|プロトン)で表されることが多い。水溶液中においては、自己解離または溶媒よりも強酸を加えることによって生じる
    :\rm 2H_2O \longrightarrow H_3O^+ + OH^- または \rm HA + H_2O \longrightarrow A^- + H_3O^+生じたオキソニウムはライオニウム|リオニウムとしてはたらき、ライエイト|リエイトである水酸化物イオン濃度とは25℃において以下の関係が成り立つ。
    : K_\mathrm{W} = \mathrm{[H_3O^+][OH^-] = 10^{-14} (mol/l)^2}
    K_\mathrm{W}は水のイオン積または水の自己解離定数と呼ばれる。水溶液の酸性度を表す水素イオン指数|pH(水素イオン指数)はオキソニウムイオン濃度の活量である。
    :\mathrm{pH} = - \log a (\mathrm{H_3O})
    通常は下記のように活量の代わりにモル濃度を用いることが多い。
    :\mathrm{pH} = - \log C (\mathrm{H_3O})



    関連項目


  • 酸と塩基

  • 陽子

  • オニウム

  • ライオニウム|リオニウム

  • 水酸化物イオン

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    2008年07月02日

    化学[焼入れ]

    化学事典焼入れ


    焼入れ(やきいれ、「焼き入れ」とも。quenching)とは、鋼をオーステナイト組織の状態に加熱した後、水中または油中で急冷することによって、マルテンサイト組織の状態に変化させる熱処理である。日本刀を鍛える際に用いられる手段でもある。(日本語名詞「刃(やいば)」の語源は、ヤキハ(焼入れをした刃)である。)炭素量が0.3%以上でないと、焼入れ効果は期待できない。鋼の硬さを増大させる目的で行われるが、靭性が低下するので、粘り強さを得るために、焼入れ後には焼き戻し(tempering)を行うのが一般的であり、両者をまとめてQT処理と呼ぶことがある。転じて、制裁を加えたり特訓を課すという意味にも用いられる。



    関連項目


  • 焼入れ

  • 焼きなまし

  • 焼き戻し



    関連サイト

    焼入れの種類について


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    2008年07月01日

    化学[化学物質]

    化学事典化学物質


    化学物質(かがくぶっしつ)という言葉は、分野や文脈に応じて以下のような様々な意味で用いられている言葉である。*原子、分子および分子の集合体や高分子重合体のような、独立かつ純粋な物質(狭義の化学物質純粋であることを要件としている。

  • 元素又は化合物に化学反応を起こさせることによる得られる化合物(「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」などの定義)

  • 物質のうち、特に化学の研究対象となるような物質広辞苑。「特に」という言葉が入っている。

  • 人工的に合成した物質

  • 人工的に合成した有害物質|有害な物質。「有害物質」とほぼ同義の用いられ方。有害物質の中でも化学的あるいは人工的に合成したもの。「化学物質を含まない安全な食品」といったように用いられる。有害物質については各種法令によって定義されている。工学系や理学系の人間でも、このような表現を用いることがある。
    アメリカ化学会が発行している Chemical Abstracts 誌で使用される化合物番号(CAS登録番号)が付与された化学物質の数は約3000万種であり、うち工業的に生産されているものは約10万種、世界で年間1000トン以上生産されるものは5000種程度とされる。



    日本の法令における定義

    ・ 労働安全衛生法
    : 元素及び化合物をいう。
    ・ 特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律
    : 元素及び化合物(それぞれ放射性物質を除く)をいう。
    化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律
    : 元素又は化合物に化学反応を起こさせることにより得られる化合物(放射性物質を除く)をいう。



    脚注





    関連項目


  • 薬品

  • 化学

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    2008年06月30日

    化学[ヌクレオチド]

    化学事典ヌクレオチド


    ヌクレオチド (nucleotide) とは、ヌクレオシドにリン酸基が結合した物質である。ヌクレオシドは五単糖の1位にプリン塩基またはピリミジン塩基がグリコシド結合したもの。デオキシリボ核酸|DNAやリボ核酸|RNAを構成する単位でもある。ヌクレオチドが鎖のように連なりポリヌクレオチドになる。またアデノシン三リン酸はリン酸供与体としても機能し、加えてセカンドメッセンジャーの機能を持つ環状アデノシン一リン酸|cAMPなども知られる。遺伝暗号のコドンでは、ヌクレオチド3個でアミノ酸一つをコードしている。



    命名法

    ヌクレオチドの名称は4文字の略号で表される。1文字目は糖の種類がリボヌクレオチド(r。省略する場合もある)かデオキシリボヌクレオチド (d) かを示す。2文字目は次の塩基の種類を示す。
    : A: アデニン
    : C: シトシン
    : G: グアニン
    : T: チミン(通常RNAには現れない)
    : U: ウラシル(通常DNAには現れない)
    すなわち、最初の2文字でヌクレオシドの種類が決まる。3文字目は結合するリン酸基の数 (mono 1、di 2、tri 3) を、4文字目はリン酸塩 (P) であることを示す。例えば、デオキシシチジン三リン酸 (deoxycytidine triphosphate) はdCTPと略される。また、4種類のデオキシリボヌクレオシド三リン酸 (dATP, dCTP, dGTP, dTTP) を混合したものはdNTPと表記する。



    化学構造




    [ 各種ヌクレオチド ]




    [ 各種デオキシヌクレオチド ]




    ヌクレオチドの利用

    ヌクレオチド及びその結合体であるポリヌクレオチド、デオキシリボ核酸|DNA、リボ核酸|RNAは生物を原料とするほとんどの食品に微量含まれている。これを摂取すると、体内でRNA、DNAを効率的に合成する材料となる。グアニル酸 (GMP) やイノシン酸 (IMP) は呈味性ヌクレオチドと呼ばれ、自身がうま味をもつほか、L-グルタミン酸ナトリウムと組み合わせることで、うま味が強まる効果があり、うま味調味料や、スープ原料などとして使用されている。また、岡山大学の研究チームが、神経伝達物質として働くヌクレオチドを取り込むたんぱく質を見つけ、これが強い痛みを伝える働きとして関与しているのではないかとする研究をしており、この研究が抗てんかん剤の効きにくい人の発作を抑えたり、掘 c$7$$DK$_$rOB$i$2$k?7Lt$N3+H/$K$D$J$,$k$N$G$O$J$$$+$H4|BT$5$l$F$$$k!#









    関連項目
    *核酸

  • うま味

  • アミノ酸

  • 呈味性ヌクレオチド


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